ムーンリバーその4「ゴメン」 [ムーンリバー]
遠恋中の男子に突然現れた女性
その女性と,今日2人で会う事に・・・
男子は正直に,付き合っている彼女が居ることを,伝えるつもりだった
待ち合わせの駅へ先に着き待ってると
彼女が小走りで「待った?ごめんなさい。」
と軽く頭を下げた。
男子は「俺も今,着いた所だし・・・別に謝らなくて平気だから。
それより,食事まだだよね?近くに美味しいお店あるから,行こうよ!」
彼女は,美味しいお店?美味しい料理を出してくれるお店でしょ!と心の中でつっこんだ。
お店に入って美味しい料理を食べながらの会話も楽しかった。
そんな中,男子が言った。
「話しなきゃいけない事が有るんだけど・・・
俺,今付き合ってる人が居て・・・遠恋中なんだ。
ゴメン!」
遅刻した彼女より,深く頭を下げた。
しばらく間があって笑顔で彼女が言った。
「そぅなんだ・・・私は,構わないよ。彼女がいても!
彼女とは,あまり会えないんでしょ。今日みたいに時々会って遊びに行こうよ!」
彼女の笑顔には,余裕を感じた。
それを見ている男子の顔も,ゆっくり笑顔になってくる・・・
許される訳がないと思いつつ,心の中で深く深く離れた彼女へ頭を下げた。
その女性と,今日2人で会う事に・・・
男子は正直に,付き合っている彼女が居ることを,伝えるつもりだった
待ち合わせの駅へ先に着き待ってると
彼女が小走りで「待った?ごめんなさい。」
と軽く頭を下げた。
男子は「俺も今,着いた所だし・・・別に謝らなくて平気だから。
それより,食事まだだよね?近くに美味しいお店あるから,行こうよ!」
彼女は,美味しいお店?美味しい料理を出してくれるお店でしょ!と心の中でつっこんだ。
お店に入って美味しい料理を食べながらの会話も楽しかった。
そんな中,男子が言った。
「話しなきゃいけない事が有るんだけど・・・
俺,今付き合ってる人が居て・・・遠恋中なんだ。
ゴメン!」
遅刻した彼女より,深く頭を下げた。
しばらく間があって笑顔で彼女が言った。
「そぅなんだ・・・私は,構わないよ。彼女がいても!
彼女とは,あまり会えないんでしょ。今日みたいに時々会って遊びに行こうよ!」
彼女の笑顔には,余裕を感じた。
それを見ている男子の顔も,ゆっくり笑顔になってくる・・・
許される訳がないと思いつつ,心の中で深く深く離れた彼女へ頭を下げた。
ムーンリバーその3「波」 [ムーンリバー]
今年の夏,思い続けた彼女との遠距離恋愛が始まった。
そんなある日,友達から食事に誘われた。
店に入ると,合コンの雰囲気・・・
今まで合コンは断り続けてたから,店に入るまでは教えないつもりだったらしい
友達が言った「合コンって言うと来ないだろう。今日は俺の顔を立てて,付き合ってくれよ。」
仕方なく,付き合う事にした男子
偶然隣に座った子が積極的に話し掛けてきた。
お酒が入ってるのもあり,その場は盛り上がっている。
流れで連絡先を交換しあい,その夜は明けていく
翌日,早速積極的だった子からメールが来た!
「昨日は,お世話になりました。
楽しかったです!良かったら,今週末またお会い出来ませんか?」
男子は遠恋してる彼女の顔が浮かんだ
しばらく間が空いて返信する。
「早速のメールありがとう
昨日は楽しかったね!
今週末?特に予定ないから大丈夫。」
長い間思い続けた彼女との遠恋・・・
近くに突然現れた女性・・・
この日から小さな波が嵐へ変わり始めた。
そんなある日,友達から食事に誘われた。
店に入ると,合コンの雰囲気・・・
今まで合コンは断り続けてたから,店に入るまでは教えないつもりだったらしい
友達が言った「合コンって言うと来ないだろう。今日は俺の顔を立てて,付き合ってくれよ。」
仕方なく,付き合う事にした男子
偶然隣に座った子が積極的に話し掛けてきた。
お酒が入ってるのもあり,その場は盛り上がっている。
流れで連絡先を交換しあい,その夜は明けていく
翌日,早速積極的だった子からメールが来た!
「昨日は,お世話になりました。
楽しかったです!良かったら,今週末またお会い出来ませんか?」
男子は遠恋してる彼女の顔が浮かんだ
しばらく間が空いて返信する。
「早速のメールありがとう
昨日は楽しかったね!
今週末?特に予定ないから大丈夫。」
長い間思い続けた彼女との遠恋・・・
近くに突然現れた女性・・・
この日から小さな波が嵐へ変わり始めた。
ムーンリバーその2「再会」 [ムーンリバー]
3ヶ月振りで会う友達と海に行く。そのメンバーの中には好きな人が居る。
今年は彼女と友達以上の関係を目指し海に向かっていた。
浜辺では,笑いと流行の夏歌が流れる。
そして・・・彼女と2人だけになる時間がやって来た。
男子は,ここで言わなければ何も始まらない事を感じていた。
その時,彼女が言った。
「なんか,元気無いみたいだけど,何かあったの?」
緊張もあり確かに笑顔では無かった。
「あのさぁ~会うまでは,すっごく楽しみで笑顔で過ごせたんだけど・・・
楽しいはずの今になると,また会えなくなるんだなぁ~って先の事ばかり考えちゃって
俺・・・君の事好きだから,ずっと一緒に居れたらなって考えてた・・・」
彼女は驚きの表情で言った。
「ありがとう。嬉しいよ。
先の事ばかり考えて今を楽しめなくなるの,分かる気がする
子供の頃は,今が一番で笑顔で楽しめたのに・・・
じゃ,また会う約束したら笑顔になれる?
それじゃ,今度は2人で会おうよ!」
夜 2人,手に持つ花火の光が今年の夏,一番の笑顔を照らした。
今年は彼女と友達以上の関係を目指し海に向かっていた。
浜辺では,笑いと流行の夏歌が流れる。
そして・・・彼女と2人だけになる時間がやって来た。
男子は,ここで言わなければ何も始まらない事を感じていた。
その時,彼女が言った。
「なんか,元気無いみたいだけど,何かあったの?」
緊張もあり確かに笑顔では無かった。
「あのさぁ~会うまでは,すっごく楽しみで笑顔で過ごせたんだけど・・・
楽しいはずの今になると,また会えなくなるんだなぁ~って先の事ばかり考えちゃって
俺・・・君の事好きだから,ずっと一緒に居れたらなって考えてた・・・」
彼女は驚きの表情で言った。
「ありがとう。嬉しいよ。
先の事ばかり考えて今を楽しめなくなるの,分かる気がする
子供の頃は,今が一番で笑顔で楽しめたのに・・・
じゃ,また会う約束したら笑顔になれる?
それじゃ,今度は2人で会おうよ!」
夜 2人,手に持つ花火の光が今年の夏,一番の笑顔を照らした。
ムーンリバー その1「2人の距離」 [ムーンリバー]
上京して3ヶ月の男子。
新しい友達は出来たが,地元の友達と電話している時が一番素で楽しかった。
恋人未満の彼女へ久しぶりに電話をしてみた。
お互いの近況話をしていると彼女が・・・
「そぅ言えば夏休み,帰って来るんでしょ?みんなで海に行こうよ!
海!いつものメンバーでさ!」
断る理由は何も無かった。
「勿論!行くよ!海に!って言うか・・・会いたいから行くよ。」
熱い太陽の下で彼女と再会する事を思いながら,夜空を見上げるとビルの隙間から月が見えた。
あんなに遠い月がはっきり見えるのに,月より近いはずの君は,ぼんやりとさえも見えない。
目に見えないモノほど心を締め付ける。
環境が変わっても彼女への思いが変わらない事を感じていた。
新しい友達は出来たが,地元の友達と電話している時が一番素で楽しかった。
恋人未満の彼女へ久しぶりに電話をしてみた。
お互いの近況話をしていると彼女が・・・
「そぅ言えば夏休み,帰って来るんでしょ?みんなで海に行こうよ!
海!いつものメンバーでさ!」
断る理由は何も無かった。
「勿論!行くよ!海に!って言うか・・・会いたいから行くよ。」
熱い太陽の下で彼女と再会する事を思いながら,夜空を見上げるとビルの隙間から月が見えた。
あんなに遠い月がはっきり見えるのに,月より近いはずの君は,ぼんやりとさえも見えない。
目に見えないモノほど心を締め付ける。
環境が変わっても彼女への思いが変わらない事を感じていた。