ムーンリバーその8「会話」 [ムーンリバー]
久しぶりに会った遠距離恋愛中の彼女が、帰る。
久しぶりに会った2人は、特に観光する訳でもなく
男子の普段の生活の中に彼女が存在した。ただそれだけだった。
近く居る恋人達なら決して特別では無いそんな時間を2人で過ごした。
そんな時間を求め遠くから来た彼女の目には今にも溢れ出そうな涙が…
男子が彼女へ『今度は、俺が会いに行くから…笑って手を振ってくれるか?』
と、言うと
彼女は、小さく、うなずいた。
少し笑顔が見えた彼女へ、男子が小さな包みを手渡した。
『何?』と彼女が聞くと、男子は『開けて見なよ』と言って照れ笑いしている。
彼女が開けて見ると、象の絵が入った、クシだった。
意味が分からず、クシを見てる彼女へ男子が言った。
『離れてるから、頑張ってる君の頭を撫でる事も出来ないから
俺の代わりにクシを贈るよ。
象は、人には聞き取れない会話をしてるんだ。
大きな足で音を受け取って耳へ伝える事が出来る。
君と俺も同じ様に、誰にも聞き取れない2人だけの会話をしたいから…
つながっていたいから…。』
2人は笑顔で手を振り遠く離れて行った。
久しぶりに会った2人は、特に観光する訳でもなく
男子の普段の生活の中に彼女が存在した。ただそれだけだった。
近く居る恋人達なら決して特別では無いそんな時間を2人で過ごした。
そんな時間を求め遠くから来た彼女の目には今にも溢れ出そうな涙が…
男子が彼女へ『今度は、俺が会いに行くから…笑って手を振ってくれるか?』
と、言うと
彼女は、小さく、うなずいた。
少し笑顔が見えた彼女へ、男子が小さな包みを手渡した。
『何?』と彼女が聞くと、男子は『開けて見なよ』と言って照れ笑いしている。
彼女が開けて見ると、象の絵が入った、クシだった。
意味が分からず、クシを見てる彼女へ男子が言った。
『離れてるから、頑張ってる君の頭を撫でる事も出来ないから
俺の代わりにクシを贈るよ。
象は、人には聞き取れない会話をしてるんだ。
大きな足で音を受け取って耳へ伝える事が出来る。
君と俺も同じ様に、誰にも聞き取れない2人だけの会話をしたいから…
つながっていたいから…。』
2人は笑顔で手を振り遠く離れて行った。
うわぁあぁ~。
翌日、女友達と普通に会うのかなあ?
これまでも、そしてこれからも、自分には絶対ありえない。
そんな人生送ってる人も、存在するんでしょうね。
by こうけつ (2008-09-06 06:39)
こうけつさん、同時に5,6人の♀と付き合ってた♂を3人程知ってます。
因みに、私じゃないですから。
話を聞くと愛は無かった様に思います。
by h-kuro (2008-09-08 12:16)