ムーンリバーその16「見えない心」 [ムーンリバー]
思わず出てしまった。男子の一言。『待って』
電話で問いだす彼女。
『何?待って、って。誰か近くに居るの?』
男子は、向かい側のホームに立っている彼女の目を見ながら言った。
『いいや。誰も居ないよ。電車が出発しただけ…』
電話の彼女は、不信感を持ちながらも『そぅなんだ…』とだけ答えた。
続けて電話越しの彼女は言った。
『会いたい!って思ってくれた時、無いの?今、凄い会いたい気分なんだけど♪』
男子は、ゆっくり向かい側のホームを目指し、歩きながら答えた。
『会いたい時?もちろん有るよ。』
電話越しの彼女は、きっと近くに誰かが居る事を想像しながら
話が途切れないように、続ける。
『今度は、いつ会えるの?いつ、こっちに来れる?』
しばらく間が、空き。『う~ん、今は、近い内。としか…言えないかな。』
彼女は、気持ちの入ってない返事に、がっかりし、怒りさえも感じていた。
しかし、ケンカもしたくない…
これ以上、電話を続けても、お互いに面白くないのを感じ
彼女は、イライラしながら言った。
『じゃあ、近い内に、会いに来てね(`o´)また電話する。』
彼女のイライラに気付く事もなく
男子は、『あぁ~近い内に…俺も電話するよ。』
と、軽い返事で電話を切った。
携帯電話を、ポケットに入れた時
電車に乗らなかった、彼女の姿が目に入る。
男子は、隣りに立ち声を掛けた。『電車…乗らなかったんだ…』
男子の声を聞いてから、振り向く彼女。
『うん。まだ、帰りたくなかったし…もっと一緒に居たと思って…』
男子が、彼女の目を見て
『俺も…』
と、言うと2人は、駅を出た。
電話で問いだす彼女。
『何?待って、って。誰か近くに居るの?』
男子は、向かい側のホームに立っている彼女の目を見ながら言った。
『いいや。誰も居ないよ。電車が出発しただけ…』
電話の彼女は、不信感を持ちながらも『そぅなんだ…』とだけ答えた。
続けて電話越しの彼女は言った。
『会いたい!って思ってくれた時、無いの?今、凄い会いたい気分なんだけど♪』
男子は、ゆっくり向かい側のホームを目指し、歩きながら答えた。
『会いたい時?もちろん有るよ。』
電話越しの彼女は、きっと近くに誰かが居る事を想像しながら
話が途切れないように、続ける。
『今度は、いつ会えるの?いつ、こっちに来れる?』
しばらく間が、空き。『う~ん、今は、近い内。としか…言えないかな。』
彼女は、気持ちの入ってない返事に、がっかりし、怒りさえも感じていた。
しかし、ケンカもしたくない…
これ以上、電話を続けても、お互いに面白くないのを感じ
彼女は、イライラしながら言った。
『じゃあ、近い内に、会いに来てね(`o´)また電話する。』
彼女のイライラに気付く事もなく
男子は、『あぁ~近い内に…俺も電話するよ。』
と、軽い返事で電話を切った。
携帯電話を、ポケットに入れた時
電車に乗らなかった、彼女の姿が目に入る。
男子は、隣りに立ち声を掛けた。『電車…乗らなかったんだ…』
男子の声を聞いてから、振り向く彼女。
『うん。まだ、帰りたくなかったし…もっと一緒に居たと思って…』
男子が、彼女の目を見て
『俺も…』
と、言うと2人は、駅を出た。
なんか、こんな切ないストーリーは味わいたくないかなあ?
いやいや、一度だけ味わってみたいよ~♪
ダメです。決められません。
by こうけつ (2008-11-01 17:10)
切ない味しか知らない者で(笑)
今月、場合によってムーンリバーを書けない週が有ると思います。
ご了承ご理解の程宜しく御願い致します。
by h-kuro (2008-11-04 12:21)